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しかし、この神は目の前に居る人間がその生まれ変わりだと知ったらどう思うのでしょうね？
｢さて貴様の罪は理解できたな。
では人間よ、何の目的があったにせよ人間がこの地に踏み入れたからには生かしてはおけない。
レイバル様の名の下に消え失せよ。｣
ロールイスが剣を抜きましたね。
私を消す？ 下級神如きが？
私は普段押さえている神力を少し解放しました。
ブワッ！！
その瞬間、私を中心に風が吹き荒れ始めるように神力が放出されてロールイスを吹き飛ばしました。
｢な、何故人間がコレほどまでの神力を？
ばかな、私よりも膨大だとは…｣
やはり下級神でしたか。
とりあえず私の事を知っていそうな神を呼んでもらいますか。
｢ロールイス、貴方にお願いがあります。
レイバルが生きていた頃から生きている神を連れてきて下さい。｣
私はそう言ってロールイスに笑みを浮かべる。
｢な!? 十神様を連れてこいだと？
それにレイバル様を呼び捨てに？｣
はて十神とは？また知らない言葉です。
面白い、私の頃とは本当に変わったようですね。
気が向いたら見て回りましょう。
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