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3人の子供が静かな公園で遊んでいた。
いつもであれば人がたくさん居るはずの公園には、今日はその3人しかいない。
3人の中で一番年長者だと思われる少年はその不思議な光景に首をかしげるが、他の2人が気にせずに遊んでいるのを見ると少年も2人と共に遊びだす。
「フゥ太!! シーソーやるぞ~」
アフロの少年がシーソーの真ん中に立ち、年長者の少年を呼ぶ。
「うんっ」と元気よく返事をすると、年長者の少年もシーソーへと向かう。
シーソーの片方に年長者の少年が座ると、反対側にはアフロの少年と中華風の少女が座った。
そんなことをしながら3人は楽しく遊んでいた。
他に邪魔するような存在もないため、いくつもの遊具を使って。
と、その空間に大きな音が響いた。
砂場の辺りで…………
砂ぼこりが舞う。
3人はおそるおそる砂場へと近づいていった。
「けほっ――――」
砂ぼこりが無くなると、そこには少女がいた。
茶色の髪をリボンを使ってツインテールにしている少女が――――
「おまえ誰だぁ?」
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