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走ること一分。
「おっせーよ!和矢!」
「早くしろよ!」
「いつも遅いんだからさ…
少しぐらい自覚しろよ。」
「そーだぞ!」
校門の近くで
いつものメンバーが呼んでいる。
「わりぃ!」
ハァハァと息切れしながらも、申し訳なさそうに謝っている。
「さっ行くか。」
…この人達は
いつも朝から仲良しだ。
お昼だって…
休憩時間だって…
放課後だって…
いつも一緒だ。
………………
…私はこの人達と知り合いでも何でもない。
…全くの他人なのだ。
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