衣装作り

3/3
前へ
/25ページ
次へ
そこまで言って、怖くなってやめた。 現に、あれだけ雨音が響いていたにもかかわらず道には水溜まりひとつない。 ならあの音は何なのか?もう考えたくもなかった。 「ズルいよ。キミばっかり良い思いをしやがって」 藤原君は更にブツブツと文句を言っていたが、俺はもう相手にする気力もなかった。 次の日、あまりの衣装の出来上がりの悪さに俺たちは衣装係を外され、もう夜まで居残りすることはなくなった。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

341人が本棚に入れています
本棚に追加