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12月20日 晴れ
今日もメイド達が動き回る
玩具が並ぶベッドから起きて、並べられた朝食の中から好きな物を選ぶ。
世間的には私は恵まれているだろう。
飢餓で苦しむ庶民達に比較べれば。
でも幸せではない。
私は近い内に義母に殺されるだろうから。
だから、決めたの。
私は五日後に死ぬ。
お義母様に最高のクリスマスプレゼントとして。
まず、少し私の事について話すわね。
私はお父様の愛人の娘。
だから、正妻であるお義母様にとっては邪魔者。
特に五歳の時に母が亡くなっからは面白い程、変わった。
でも、子供が私以外にいないこの家では、まだ私は必要な存在だった。
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