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2人が十数分歩くと、見渡す限り木々がなく、草原とも呼べそうな場所に出る。
そして、2人は横になり、空を見上げた。
「お兄ちゃん、流れ星見えるかな?」
と少女は目を輝かせながら聞いた。
「見えるって」
どうやら、少年も期待しているようだ。
※※※※※※※※
それから、数時間がたったが流れ星は見えてないようだ。
「流れ星見えないね...」
「そうだね..」
2人とも、顔は暗くなっていた。
少年は諦めて帰ろうとしたが少女のもう少しだけと言う言葉で後数分だけという条件で残っていた。
「そろそろ帰ろう、雪奈」
「うん..」
少女は期待していた分、落ち込んでいた。
すると、
「あっ」
と少年が指差す方向に一筋の光が走る。
少女も少年の指差す方向に体を向ける。
すると大量の光が空を流れ始めた。
「すごい....すごいよ、お兄ちゃん」
少女はその素晴らしい光景に自然と声を漏らす。
「....」
少年はと言うと初めてみる光景に魅入っていた。
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