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「おーい、哲哉ー!」
そう呼んだのは俺の彼女の山咲恭子(やまさき きょうこ)だった。
恭子は俺と同じクラスで、部活はやっていないがダンスのサークルに所属している。
それに、いつも明るいのでクラスの人気者だ。
俺は大野哲哉(おおの てつや)。恭子の彼氏だ。
毎日野球部の練習を頑張っているのが認められ、副キャプテンになることができた。
「一緒に金城屋敷に行かない?」
と恭子が訪ねてきた。
「いや、遠慮しとくわ。今日部活あるし。」
と言って俺は断った。
「ふん。みんなと行っちゃうから良いもんねー。」
「ごめんな」
「良いよ良いよ!またね。」
「うん!またね。」
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