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私は一人が好きだ。妄想もよくする。人形は一つあればよかった、あとは空想のキャラクターを作って好き勝手せりふをつけて遊ぶ。楽しかった、現実には有り得ない話しを作るのが。だから中学生になっても人形は捨てられなかった。最近はよく男の子が登場する。名前はマサル。ひそかにかっこいいな、と思ってる野球少年。ひそかに、じゃないや。加奈に手紙を書かされて、思いは伝えたんです、実は。でもそれをクラス全員に知られマサルのクラスを通る度、あつーい視線が…もう好きじゃないから、と言ってサクッと終わった。けど好き
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