42人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんな待たせちゃってごめんね!」
女性陣は宿の前で待つ男性陣に駆け寄った
「気にすることはない神子…」
「そうそう♪敦盛の言うとおりだぜ姫君♪女性が時間をかけて綺麗になるのに文句なんて言わないって」
「そのとおりですよ望美さん♪それに有意義な時間を過ごさせてもらいましたし…ねぇ、景時?」
弁慶がさも楽しそうに後ろに隠れるようにしている景時に問いかけた
「えぇぇ!!?べっ、弁慶ぇ~…」
あわあわと困っている景時を見て女性陣は首を傾げた
「どうしたの景時?なんか拾い食いでもしたの?」
「!?…///いやだなぁ美紀ちゃん、いくら俺でもそんなことしないって!」
あはは~と笑い飛ばそうとしている景時に訳がわからないと?を浮かべる美紀に将臣が空気を読まない発言をしてきた
「景時はお前が自分を好きって聞いて動揺してんだよ♪なぁ、景時?」
ニヤニヤとしながら景時肩に手を置き
「まっ、将臣君?!」
「へっ?!まさか聞いてたの!」
2人ともが同じように声を裏返して驚いた
そんな2人を見てみんなは
邪魔してやろうと考える者
複雑な気持ちで見ている者
期待に満ちている者とさまざま
そんな沈黙を破ったのは朔だった
「兄上、ちょうど水が切れてしまったのよ♪だから美紀と汲んで来て下さい」
「えっ?!朔?ちょっと…」
またあわあわとしだした景時をみて美紀が諦めたように切り出した
「わかったよ朔♪2人で行ってくるよ」
最初のコメントを投稿しよう!