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ヤンデレ獄寺
閲覧注意!
どうしても手に入れたいものがある。
例えそれが誰かのモノであったとしても…。
甘い誘惑に足を踏入れれば、そこはあなたの家。
これから起こることなど何も知らずに気持ち良さそうに眠っている。
「ごめんなさい、十代目…」
そう言いながら俺は十代目の首に手をかけた。
…罪の意識に睨まれながら。
すると、苦しそうに一瞬歪む整った顔。
そんな顔も可愛いなあ…なんて思う俺は結構危険な奴なんだろう。
「ぐっ…!!ご、くれらく、…ん?」
「おはようございます、十代目。俺と一緒に来ていただいてもよろしいですか」
「…ど、こへ……?」
「そんなの決まってるじゃないですか?俺達が幸せになれる場所ですよ」
「やっ、…手、はなし……て!!」
「あなたをあんな野球バカなんかに渡したりしない」
こんな罪な俺を、光と闇の境目であなたはどう思ってるんだろうか。
「せめてあちらの世界で嫌われていないことを祈りましょう…待っててくださいね、十代目」
手に入らないのなら、いっそ
(殺してしまおうか?)
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