eight

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  苦痛とも言えた鬼ごっこもとい親睦会も終わり、球技大会がやってきた。 本当次から次へと……忙しいなおい。 「晴っ!こっちにパスだ!」 『…あぁ、はい』 「…お前なぁ」 現在バスケの試合の緒戦。 1Cと対戦だ。 1Cは勉学より運動がずば抜けている生徒の集まり。 だから緒戦から結構辛いかも… なんて思ってたが、 「ナイスシュート!祐」 「凜のナイスパスのおかげ」 祐と凜のペアが良すぎて限りなく順調である。 2人の他にもバスケ部の2人が守備をきっちりやっているので、相手にとって点も取りづらい。 そんな訳で俺は役立たずなのでコートの隅にひっそりと立って、万が一ボールが来たりしたらやる気無さそうに祐に渡す。 「…おい長谷川!お前本当に使えねぇな!」 バスケ部の……なんだっけ。 Aで良いか。 こいつは部長で、勿論バスケが上手い。 …まぁ祐の方が上手だけど。 「本当だよ!ボール取りに行く意欲ぐらいみせて!てかやる気がないなら出てって!」 こいつもバスケ部の……Bで。 きゃんきゃん吠えてる。 コートから出れないから最低限邪魔にならないよう隅に立ってるんですが…。  
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