two

3/15
前へ
/145ページ
次へ
  『…うん。ここどこ?』 おかしいな。 ちゃんと学園の地図持ちながら歩いてるのに… べっ別に、さっき地図持ってたこと思い出したんじゃないんだから!! …にしても、この学園広すぎる。 時間帯的に授業中なので誰も廊下に居ないから聞けないし。 …困った。 『さて、どうしよ…』 ドンッ 突然、衝撃が襲った。 誰かと…ぶつかった? 地図を見るのに必死で、周りを見るのを忘れてた。 『…すいません、大丈夫ですか?』 「ああ、大丈夫だ!お前も大丈夫か?」 うわぁ。 この人、巷で噂のイケてるメンズさんだ。 ちょうどいいや、この人に理事長室の場所聞こ。 『あの、理事長室の場所を教えて下さいませんか?』 「タメでいいぜ!俺の名前は遊山祐(ユウヤマ ユウ)、好きなように呼んでくれ。1年だ!お前の名前は?」 イケてるメンズさんの名前は祐かぁ。 『1年の長谷川晴。宜しくね祐』 「よろしくな!あ、理事長室だったよな?連れてってやるよ」 うん。良い男だ。
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2924人が本棚に入れています
本棚に追加