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「さすが会長様ー!!」
「副会長様もよ!」
試合が終了しても鳴りやまない歓声に先生達は必死で落ち着かせようとしていたが、それも無駄な事だった。
しばらくたち、歓声が落ち着いた頃、次の試合が始まったが……
まぁ次の試合の出場生徒はかわいそうだ。
「晴君、じゃあ行こ………晴君?」
『…』
「晴君っ!」
『…ぇ…あ、ごめんなんだった?』
「どうしたの?ボーッとしちゃって、あれ、顔もなんか赤くない?」
『…え』
顔赤いとかなんだよ俺!
まさか俺、会長のプレーに興奮して赤くなったのかも。恥ずかしい!
そう思い顔をペタペタ触る。
「ははーん、きっと会長や副会長の試合見て感動したんでしょー?」
『ちっ違うし!』
凜のオジサンのようなノリに即座に否定する。
感動はしてないし!
してないしっ
……でも、この人と純粋にバスケの試合がしたい。
そう思った。
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