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  「ん……、…は?え?なんで俺理事長室に居るの…?」 あ、祐の意識が元に戻った。 一応謝っておいた方が良いよね。うん。 『祐…さっきはごめ…「はっるたーん!!」 『げっ!』 こっ…こいつ!! だっ抱きつくな!ギブギブ!! 「はるたーん」 うわっ… 語尾に絶対はぁとマークがついてるよ… ……にしても 『おじさっ…しっしぬ…う…っ』 「…へ?…あっ、晴たん大丈夫?」 ちょ!? 心配する割には抱きついている力を弱めねぇじゃねぇか! 『ゆっ祐…たった、すけ、て…!』 「あの冷酷理事長が…嘘だ。ありえない…これはなんかの間違いだ…!」 …この子自分の世界に入っちゃったよ…! どうしよう…!! このままじゃ俺、窒息死しちゃうよ。 夕方のニュースに報道されちゃうよ!!  
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