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  そろそろ…限界…っ… 『お、じさ…もうだ、め…「…理事長?何をやってるんですか!?」 「げっ!那加」 こ、この声は…! 『なかさ…ん…っ!!たす…けて…っ!』 「えっ晴君!?大丈夫ですか!?理事長、やめなさい!!」 「…わかったよ」 そう言い、渋々叔父さんは腕を離してくれた。 た、助かった…! 俺無事生還… こんなにも空気がおいしいなんてはじめて知った… 「晴君、大丈夫ですか?うちの糞理事長がどうもすいませんでした」 ん? …那加さん、さりげなく糞を強調したよね…? 『あ、ありがとうございます!なんとか大丈夫です』 あ、紹介しよう。 この眼鏡をかけた黒髪美形さんは金子那加(カネコナカ)さん。 なんでもできちゃうすごい人! 理事長である叔父さんの秘書をしてる。 叔父さんより那加さんが理事長をやればいいのに… 「うわぁあん!!はっ晴たんが!僕より那加が理事長になればいいのに、って言っていじめるっ!!!」 うっ………… うるさい!!!  
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