2924人が本棚に入れています
本棚に追加
『…叔父さん、ごめん。俺が悪かったから』
「グズッ…いいよ…」
げっ…
この人本気で泣いてたんだ…
身内に言われてそこまで泣くか…?
「はぁ…糞理事長がお騒がせして申し訳ありません。…ちなみに晴君、あなたは思ったことが顔に出すぎです」
あー…いやぁー
…申し訳ないです。
「…あっ、あのー…俺、自分の教室に戻っていいですか?」
…あ、祐居たんだ。
「あなたは1Bの遊山君ですね。晴君をここまで連れてきて下さりありがとうございました、教室に戻って下さって構いません」
「はい、失礼しました」
「いつでも来てね。晴たんの友達なら大歓迎だから」
いつの間に立ち直ったのか。
叔父さんは呑気に手をひらひらさせながら祐を見送った。
最初のコメントを投稿しよう!