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<理事長side>
「晴たん大丈夫かなぁ…」
晴たんと那加が出ていったあとポツリと言葉をもらした。
さっき、「なぜ族の総長を抜けたのか」と聞いたとき晴たんは、なにかに怯える小さな男の子に見えた。
2年前から晴たんの顔には笑顔が消えた。
愛想笑いはするけど、本当の笑顔は2年前から誰も見なくなった。
どうか、この学園の子たちが晴たんの笑顔を取り戻してくれますように。
「晴…頑張れ」
理事長side end
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