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  『…ここかぁ、銀令学園(ギンレイ)。…にしても、でっかーっ!すげぇ!!!』 今俺は、すっごいでかい城……学園にいる。 学園の名は銀令学園。 全寮制の超名門エリート校。 でもって、何故一般庶民の俺がこんな所にいるかというと、実は俺の叔父さんが銀令学園の理事長で俺をここに入学するよう勧めてくれたんだ。 入るとこなく途方にくれていた俺にとっては好都合なわけで、即入学届けをだして今日が初の登校日。 ところが、本当は理事長室に行かなきゃいけない時間がとっくに過ぎてるのに、未だに俺は門の前にいたりする…。 さっきから開けてもらえるように、大声で叫んだりしてるんだけど… 敷地面積が広すぎて学園に届きやしない。  
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