悪魔たちの余談

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 二人は次の日に仕事がないことを良いことに夜更けまで飲む。  妻や子どもは煌々と灯る電灯の下ですやすやと眠っていた。 「……空海も星輝も大切な娘なんだ。お前にはやらんっ!」 「いらねーよ、ばーか。ガキになんざ興味はねぇよ」  支離滅裂な発言にも真一は冷静に突っ込んでしまう。  相当な酔っ払いなので明日には何も覚えていないだろうが……。  しかし、娘の空海を見る目はいつもと変わらぬ暖かさがある。
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