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直樹と話しながら歩いているといつの間にか学校に着いていた。
「またこれから長い一日が始まるのかよ…」
「どうせお前寝てばっかだろ」
「お前もそうだろ?」
「たまに起きてるっての」
起きていても授業は聞いてないけどな。
「あ~あ、かわいい女の子と付き合いたいな~」
「お前の場合、女の子と付き合う前にバカを治せ」
「余計なお世話だ!!」
キーンコーンカーンコーン
「ヤバッ!!早くしないと!!」
「あっ待て!!」
「ギリギリセーフ…」
「どこがだ?」
「あっ…」
どうやら担任はもうすでに出席確認を終わらしていたらしい…
「もしかして遅刻?」
「当たり前だ。さっさと席につけ」
「くそ…」
俺は教室を出ていった。
遅刻扱いになるんなら教室にいても意味ないからな。
「あれ?将平どこ行くんだ?」
「遅刻だって言われたからフケる」
「じゃあ付き合うよ」
「え…」
「なんで嫌そうな顔すんだよ!!」
嫌だからだろ…
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