プロローグ

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「移動したはいいけど…」 結局やることはない状況。 「寝るか…」 椅子に座り机に突っ伏して眠る… 場所を変えても意味がなかったな… てかこんな事なら教室にいればよかった。 授業出席とかつくし… 「ん…、ふぁ…」 よく寝た気がする… 体を伸ばすとポキポキと骨が鳴る。 この音を鳴らすと気持ちいいのはなんでだろうな… 「何時かな…?」 幸い教室に時計がかかっていた。 「ってもう放課後じゃん…」 どうやら一日寝ていたらしい… 教師とか探しに来なかったのか? まぁ来ないだろうな、こんなはみ出し者にかまってる時間ないだろうし。 「直樹も帰ったのかな…」 さすがに帰っただろう、最後の授業が終わってからすでに一時間経ってるし。 「俺も早く帰ろ…」 教室に戻って鞄を取りに…って鞄屋上だ… 屋上へ行くため階段に向かっていった。 なんてつまらない毎日だろうか… ドンッ 「おっ!?」 「キャッ!!」 曲がり角で人とぶつかるなんてベタな話だな… しりもちつきながらそんなことを考えていた。
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