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「あ、そうだ今日学校から帰ったらさ、」
自転車で風を切って走ってる所為で聞こえにくいだろうと少し大きな声で稜に話し掛けると最後まで言うまでに返事が帰ってきた。
「病院だろ?分かってるよ。一旦荷物置いたら迎えに行くよ」
さすが。よく分かってる……。
「悪い。じゃあ、兎に角今は急げ!!電車の時間やばいって!!」
「分かってるよ!!真織、お前もう少し早く起きるようにしろよ!!毎朝これじゃその内競輪選手より早くなれるよ!!」
はい…。すいません。
いや、俺もさ、もう少し早く起きたいよ?でも起きれないんだよなー。これが。
稜にリアルに遅れると置いてかれるしさ。家から駅まで自転車で全力でこいで15分て以外と距離あるもんなー。
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