1  -繰り返される毎日-

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「錆びる、という点では同感だが、電車云々に関しては真織がもう少し早く起きればいい話だろ」 まあ?確かにそうなんだけどさ、人間どんなに完璧でも苦手な事ってあるじゃん? 「じゃあ、努力しよう!!とだけ思っておく」 「それじゃあ、意味がないだろ!!」 「ほら、着いたんだから降りるよー」 「あ、こら!真織!?」 稜の小言から逃げる様に電車から降りる俺を追い掛けて電車を降り、そこで小言終了。  まあ、毎朝の日課と化している稜の小言は俺の起床時間についてが殆ど。 迷惑かけます……。
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