氷塊泪
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でも、今でも彼の声がこの世界に響いている 叫ぶような声 狂った様に笑う声… そして水が一滴凍りついた彼の頬に流れた 彼の目尻から頬を伝って 重力の向く方向へと流れ、落ちて行く 全て凍った筈なのに―― 躰も 心も 感情も また私の手から離れて行ってしまう…… 如何して私が嫌なの―――? 綺麗に飾ってあげた… 綺麗なカタチで死なせてあげた…
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