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『 アモン/Amon』
《別名》
アーモン/マモン/アモイモン/デーモン(Demon)の語源とも
《容姿》
嘴から鋭い犬歯が覗く梟もしくはカラス頭の、大蛇の尾を備えた青い肌の狼の姿で描かれる。
【解説】
強大な能力を持つアモンだが、その起源は複雑だ。
まずはエジプトの神アムンが変化し「計り知れぬ者」という意味を持ち、エジプトで水の事をアマンと言うことから海神となり、全ての源の海を手に入れたことで創造神と呼ばれた。
その後、豊饒神ミンと同化しアモン・ミンとなり、太陽神ラーも取り込みエジプト最高神アモン・ラーとなる。
様々な神の性格を吸収したことから「何の特徴も無いのが特徴」ともされた。
しかし、中世以降ゲーティア等では、エノク書や聖書に出てくるマモンと同一視されていく。
マタイ伝では「誰も神とマモン(シリア語で富や金)に同時に仕えることはできない」とされ、取り込む対象が神々から金品へと変遷したようだ。
《能力》
口から炎を撒き散らし、過去と未来の全てを語ることができる。
さらに友人間に敵対心を生み出したり、争いをおさめる調停者としての力も併せ持つ。これらの力を有効に使えば、個人の喧嘩から裏社会抗争、果ては国家間戦争までもコントロールできよう。
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