ソロモン72柱1~10

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『バルバトス/Barbatos』 《容姿》 灰色のマントをはおり、赤い房の付く緑の帽子と緑の服を着たロビンフットのような狩人の姿で描かれる。 【解説】 30の軍団を率いる伯爵兼公爵であるバルバトス。 彼はかつて天界において力天使もしくは主天使の座にあった。 太陽が射手座に位置するとき、軍団を引き連れた4人の高貴な王と共に現れる。 4人の王が彼の前でホルンを奏でるという記述もあるが、これはバルバトスの支配する軍団の士官ではないかと思われる。 彼は魔術師たちがため込んだ財宝の隠し場所を知り、それを教えてくれる。 だが、間違っても見つけた財宝の新たな隠し場所を自分の金庫にしないことだ。 新たな召還者が全て持ち出してしまうだろうから。 こうしてバルバトスの財宝は果てしなく増えてゆく。 《能力》 また、バルバトスは動物、特に鳥の言葉を全て理解し、召還者にその力を与える。 彼のタリスマンを持てば、動物たちとすぐに仲良くなるはずだ。 彼は動物全ての声を理解する能力で、鳥の歌や牡牛の唸り声、犬の吠え声などから占いをすることもできる。 これは動物特有の超感覚(犬の嗅覚)等を利用したものだろう。 一見おとなしい悪魔にも思えるが、バルバトスは自軍の先頭で戦う勇猛な射手であることを忘れてはならない。
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