第2章

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みんなに話したということは、次は泉にも話さなければならない。 終業式のこの日はどの部活も活動はなく、必然的に泉と帰ることになる。 美結は校庭の端にある大きな木の下で泉を待っていた。 泉「美結!待ったか?」 息を切らしながらやってきてくれた、大好きな泉を見て泣きそうになる。 『ううん、大丈夫だよ! …あのね、孝ちゃん。 今日はちょっと話があるの。』 泉「話?」 俯いてしまった美結を不思議そうに見つめる泉。 鞄を持つ手が震える。 それをなんとか抑えて、口を開く── _
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