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『野球が好き、です
大好きなんです…っ
だから野球がしたくて、したくて…!』
熱いものが込み上げる。
苦しい、痛い。
この感覚は、もう知ってる。
ま「(なんて哀しい目をした子なんだろう)
うん、わかるよ
私だって野球好きだもの」
『っ!
甲子園に行きたいけど、私じゃ無理、だから…
(野球がしたい
みんなと、野球が…
投げたい、捕りたい
あの白球を追っていたいんだ…)』
あの日、約束した
みんなで行こう、って…
だけど逃げたのは私だ
いつから、いつから逃げていたんだっけ──
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