第3章

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『野球が好き、です 大好きなんです…っ だから野球がしたくて、したくて…!』 熱いものが込み上げる。 苦しい、痛い。 この感覚は、もう知ってる。 ま「(なんて哀しい目をした子なんだろう) うん、わかるよ 私だって野球好きだもの」 『っ! 甲子園に行きたいけど、私じゃ無理、だから… (野球がしたい みんなと、野球が… 投げたい、捕りたい あの白球を追っていたいんだ…)』 あの日、約束した みんなで行こう、って… だけど逃げたのは私だ いつから、いつから逃げていたんだっけ── _
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