第3章

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ま「行きましょう、甲子園 ここで、みんなと一緒に!」 思わず、目を見開いた。 そして涙が頬を伝っていた。 それぐらい、今の私には熱い言葉だった。 『百枝かん、とく… 行けますか、私も一緒に…っ』 ま「行けるよ! 行こう、甲子園!」 『…っ!はい…! よろしく…お願いします!』 うれしくて、うれしくて仕方がなかった。 流れる涙を止めようともせず、私は百枝監督に頭を下げていた。 この日、美結は西浦高校野球部のマネージャーとなった。 _
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