-幼少-

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新しい家は3DKで 二人で住むには広すぎるほどだった。 おばあちゃんの家に近いこともあって、この家に引っ越す事になった。 私ももう4歳 母の親戚と初対面・・・ 最初はどうしたらいいのか分からなかったけど、次第に慣れて行き、祖父・祖母・叔父二人に叔父の奥さんに打ち解けることができた。 みんな優しくて いつも誰かがそばにいてくれた。母も祖父の会社で働くようになり、夜はいつも一緒だった。 祖母の家にもよく泊まりに行ってたみたい。優しくて強くて・・・祖母が大好きだった。 寂しい思いなんかちっともしなかったよ。愛されて・・・ひとりになんかならなくて・・・。 みんな温かくて・・・ 家族って事を感じられたんだ。 この時は これから始まる壮絶な人生なんか ちっとも想像してなかったよ。
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