散歩

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竜崎と桜は旅行先の旅館に着いて、散歩をしていた。 桜「静かなところね」 竜崎「そうですね」 本当に静かなところで、桜が鳴らす下駄の音だけが聞こえていた。 桜「おいしいご飯食べれるかな~」 竜崎「無理ですね。考えてくださいよ、一泊二食で八千円ですよ。ありえません」 桜「何たって八千円の安っすい旅館に泊まらないといけないのよ!」 竜崎「旅館に泊まりたいと言ったのはあなたですよ。」 桜「(まああんま期待してなかったけど・・・)」 竜崎「まあそれはいいです。そろそろ旅館に戻りませんか?」 桜「はあ!?まだ15分ぐらいしか歩いてないのよ。あんた探偵は足で始まり足で終わるって言う言葉知ってる?」 竜崎「知りません。」 桜「(知ってるくせに・・・)わかったわ。竜崎は先に旅館に戻ってて、私はここらへんを探検しとくから」 竜崎「言い忘れてた事があります。ここの旅館の温泉、脳病に効くらしいですよ。桜さんはじっくり入ったほうがいいですよ。」 桜「うっさい!!」竜崎と別れて桜は一人で歩きだした。
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