運命

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「名前なんていうの?」 そう聞かれて 「由美です」 そう答えると 「由美ちゃん?」 「おい!お前より年上だぞ!」 妹がワタルと話していたはずなのに声をかけてきた。 一番奥の席にリョウ、私、ワタル、妹というふうに座っている。 妹は私の事が心配らしく見ていたらしい。 「ねえ、うちのお姉ちゃんいくつに見える?」 ワタルに聞いた。 「えー・・・」 ワタルは私をじーっと見て 「20・・・3か4?」 「マジで!?よかったねお姉!!」 私は苦笑いをした。 「えっ違うの?」 すかさずリョウが聞いてきた。 私が返事する前に妹が 「私より10歳上だから!」 .
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