鳳凰学園

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「ここが鳳凰学園か…」 スラッとした身長に整った髪、そしてどこか不思議な雰囲気を放つ青年が辺りを見回す。 1つ1つ完璧に整備された庭。 前方に見えるのは最先端科学を詰め込んだ豪邸のような学園。 「よぉ、村上。お前がよくここまでこれたよな。でもあんな成績でボディーガードが務まるのか?」 「なるようになるだろ」 今、話しかけてきたやつは加藤蓮(かとうれん)というやつで、成績優秀、運動神経抜群の主席で訓練校を卒業した人物。 基本、ウザいやつ。 ボディーガード。それが俺たちの目指す職業。一年間の訓練校での訓練の末、やっと資産家たちが多く集まる鳳凰学園に入学できる。 そして資産家たちは自分の資産力に合わせたボディーガードを選ぶ。 つまり、よりお金を持っている人間に優秀なボディーガードがつく仕組みだ。 さらに鳳凰学園ではボディーガードに必要な知識に加え、様々なことを勉強する。
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