第二回

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僕は彼が子供のようにはしゃぐ姿をみて、自分のことのように喜んだ。「すごいじゃんかぁ。いずれは世界にも認められると思ってたけど、こんなに早くにチャンスがくるなんて!」と僕がそういうと「そうなると、ちゃんとした服装しないといけないなぁ。一番いいスーツをタンスから探してくれ」しかし、タンスの中のスーツはどれも今の彼に合いそうもないものばかりだった。「サイズ合うやつないよぉ。買いにいかなくちゃね」「よし!全は急げだ。さっそく買いに行こう!」少々せっかちなとこがあるが、子供のようにはしゃぐ彼の気持ちは僕にも十分なほど伝わってきた。そして僕らは町にでた。
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