第二回

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僕らはDCブランドのショップに立ち寄った。彼の高いものはいい!というこだわりがそうさせた。「おい!どれかいいの見繕ってくれ」僕は店員と相談したりして、できるだけやすく見映えのするものを選んだ。買い物を終え、途中で立ち寄ったカフェショップで、彼はこんなことを言ってきた。「ふと思ったんだが、君は目が見えない、こんなデブの僕のために尽くしてくれてる。感謝はしているが、なぜそこまでしてくれるんだ?」僕は彼の介護人として付き合いはあってもそれ以上のことはないのだった。僕は答えに困った。正直に言うべきか。
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