第二回

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第二回

彼は盲目でありながら、きちんとした収入がある。彼は小説家、評論家であり、彼の名前をみない日はないほど雑誌に取り上げられている。彼は人間的にも素質的にも、そして身体的にも大きな存在感があり、常に障害を正面から向き合い、その上前向きに生きている。そんな彼に僕は尊敬をし、何よりも愛しい存在だった。そんなある日のこと。「おい!あの世界的な雑誌のインタビューの依頼がきたんだよ。僕のことがこれに載るんだよ。すごいだろ!!」その雑誌はかのアメリカ大統領やメジャーリーグで活躍する日本のスター選手など、今世界的に話題の人々が表紙を飾る雑誌だった。
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