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カラン♪コロン♪
「いらっしゃい」
1人の女性が、3人を笑顔で出迎えた。
「お邪魔します。龍華(ロンファ)館長」
「「こんにちわ龍華さん。また、あの絵を見に来ちゃいました」」
「お元気そうね。さぁ、こちらへ」
龍華は、微笑みながら3人を奥へ通した。
「ゆっくりしていってね。お茶を煎れてくるわ」
龍華は、3人を通すと、お茶を煎れるため、その場を離れた。
3人が通された場所には、1枚の壁面があった。
その壁面には、白虎、朱雀、青龍、玄武、麒麟の5頭の聖獣と、聖獣と対になるように5人の人間が描かれていた。
「相変わらず凄い迫力の壁面だな…って…これは…」
「何か変なのがあったの…って……雅人…くん?」
「うそ…雅人?」
その壁面には、本来であれば描かれているはずのない、青年が描かれていた。
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