1枚のカード

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「うわっ不味い…」 「グッゥ…吐きそう」 一口ずつ黒色をしたミックスジュースを飲んだ所で、俺達はそのジュースの間食を諦めた。 「さてと、そろそろ帰ろうか」 「じゃあ、今日はライブいけなかった詫びに奢ってやるよ」 真っ黒なジュースを並々と残し、明細を手に取れば席から立ち上がった俺達はファミレスを後にした。 「ごちそうさん」 「いえいえ、あっそういやカードの事だけどこれだろ?」 俺はポケットの中にいれていたお財布を取り出し、その中から弓矢の絵の書いてある青いカードをカードいれから取り出して美月に渡す。 「覚えてるんじゃん」 「さっき、金払った時に思い出したんだよ」 ファミレスのポイントカードを探してる時に、本当にたまたま見つけたのだ。 プラネタリウムが、閉館する前にポイントで交換出来るのがこのカードだ。 他にも刀やピコピコハンマーなんかもあったのを覚えている。 「これがどうかしたか?」 「もし、困った時があったらザジタリウスって呼んでみな?」 そう言った美月は、青いカードを俺の胸ポケットのいれ手をひらひらと降りながら、夜だとゆうのに賑わう街に消えていった。 「ザジタリウスって射手座だよな…」 美月の背中が見えなくなってしまえば俺は歩くのも、面倒くさくなりタクシーを止めてそれに乗り込んだ。
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