プラネタリウム

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雨が降る薄暗い夕方、二人の子供達は手を繋ぎお揃いの黄色いカッパに赤い長靴をはき水溜まりをパシャパと楽しそうに、スキップしているのを尻目に俺は今日帰って来た期末テストの結果を思い出し肩を落とす。 やっぱりダメだったか… テスト前、一週間は部活もなくて殆どの生徒が勉強に勤しんでいたのに俺は…遊びほうけていた。 「落ち込むなって、テストの点数が悪いのは何もお前だけじゃないでしょう~俺も仲間」 「先生の一言聞いたか?『お前達のせいでこのクラスの平均点が上がらないんだぞ』だぞ?」 一緒に遊びほうけていた、俺の幼なじみの月影美月(ツキカゲミツキ)もまたテストの点数が酷かったらしい。 「終わった事をくよくよしなさんなって」 ばしばしと、大きな手で月影は俺の背中を叩いてくる。 本人はたいして力をいれているつもりは無いだろうけど、叩かれてる俺は結構痛かったりする。 「補習、呼び出されたろ?」 「当たり前、全学年合同だってね始めての補習だからオレちょっとワクワクしちゃう」
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