血を操りし者-ブラッディ・ダーク-

第１章 懐かしき出会い

3人で廊下を歩きながら談話をする。

ジュディ
「うちのクラスはかなり騒がしいから気をつけてね。」

ジュディはかなり親しげにロマノフとシキの2人に話しかける。

ロマノフ
「先生……。」

ロマノフはそんなジュディに質問をするために声をかける。

そんなロマノフに何かしら？と聞き返すジュディ

ロマノフ
「シキは……どう説明したらいいんでしょうか？」

ジュディ
「あぁ、えぇ～と💦」

ジュディが返答に困るのも無理も無いだろう。

シキのような“人化”出来る召喚獣はかなり稀なのである。

しかも、通常時から人型であることの出来る召喚獣は“天使”及び“悪魔”だけなのである。

そのため、シキのように人化出来る召喚獣は人々に知られてもいないし、シキ自体かなり上位の召喚獣である。

シキ
「すみません……。」

シキはそんな自分を悲しげに考えているのかロマノフに頭を下げる。

ロマノフ
「気にするな……。誰がなんと言おうとお前は俺のパートナーだ。それには変わりは無い。」

シキ
「マスター……。」

ロマノフはそう言って、シキを宥める。