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ジュディ
「そうね……。皆には“獣人族”と名乗ったらどうかしら?」
シキは少し何かを考えると…
シキ
「わかりました。」
と肯定の意を唱えた。
ジュディ
「はい。2人とも着いたわよ。」
ジュディはそう言って立ち止まる。
ロマノフは少し上を見上げるとそこには〈1年A組〉とかかれた表札があった。
ジュディ
「少しここで待っててね。呼んだら入ってきて。」
そう言って、ジュディは教室に入っていった。
シキ
「どんな人達がいるんでしょう?」
シキは首を傾げながら考える。
ロマノフ
「少なくとも、人族はいるだろうな……。後は、機族に魔族、獣人族、竜族くらいか…。(血族は……俺1人しか“残って”いないからな……。)」
ロマノフは悲しげに言葉を紡ぐ。
そんなロマノフに気付いたのかシキはロマノフに…
シキ
「マスター。大丈夫ですよ。私は何時までもマスターの側にいますから。」
ロマノフを真っ直ぐ見ながら喋るシキ
そんなシキの言葉にロマノフは少し微笑みながら
ロマノフ
「ありがとう……。」
軽く礼を言った。
ロマノフとシキがそうこうしている内に教室の中から入ってきて~とジュディの声がする。
ロマノフ
「さて、行くか…」
シキ
「はい♪」
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