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ガラガラ…
ロマノフとシキは教室の扉を開け、教卓に向かって歩いていきクラスの人々を見回す。
ロマノフ
「(さて、俺の場合は……)初めまして…。ロマノフ・アルデバランです。因みに種族は人族です…。」
シキ
「(マスターもですか…。)皆さん、初めまして。シキと言います。種族は獣人族です。よろしくお願いします。」
そう言って、シキはペコリと頭を下げるが、ロマノフはじっと前を見据えている。
ロマノフとシキの自己紹介が終わると、一瞬の静寂の後……
全員
「「キャアァァァァ!!!!(ウォォォォ!!!!)カッコいい~!!!!(可愛い!!!!)」」
シキ
「ビクッ(元気すぎますね……💧)」
ロマノフ
「ハァ……(全くだ……。)」
クラスメイト達の歓声に半ば半分呆れているロマノフとシキ。
パンパン
ジュディ
「はぁい。皆さん静かにして下さい。では、ロマノフ君は窓際の一番最後の席に、シキさんはその隣に座ってください。」
ロマノフ&シキ
「「わかりました。」」
ジュディの一声に静かになった教室を指定された席に静かに歩いて行く2人
だが…
ロマノフ
「(っ!?この視線は……?)」
ロマノフは誰かの視線を感じ、一瞬だけ後ろを見ると…
???
「…………」
クリーム色の髪をボブカットにし、琥珀色の瞳を持つ少女がロマノフを見ていた。
もとい、睨んでいると言う表現が正しいだろう。
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