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「それがどうした?ですってー!!!!あんた、10年も何処に行ってたのよ!!私や“ミリィ”も心配してたのよ!!」
ロマノフの制服の胸ぐらを掴みながら怒鳴り散らす。
そんな少女の様子に軽く溜め息をついてから…
ロマノフ
「ただいま。“アルティ”。これで良いか?」
“アルティ”と呼んだ少女の頭を軽く撫でながら声をかけるロマノフ。
アルティ
「そ、そんなことしたって許してあげないんだから!!!!///」
アルティは頬を赤らめながらもロマノフの言葉に対して否定の意をとる。
ロマノフ
「……所で、ミリィはどうした?」
アルティの頭から手を放し、アルティに向かって問う。
すると、アルティは少し残念な表情を浮かべながらも辺りを見渡す。
アルティ
「はぁ~。あの子ったら…。少し待ってなさいよ!!」
そう言って、アルティは元いた席の方向に歩いていった。
ロマノフ
「(全く……。あいつは昔から変わらないな…。)」
ロマノフが内心そんなことを考えていると…
シキ
「あ、あのマスター。〈ボソッ〉」
シキが隣の席からロマノフに小声で話しかける。
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