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肌を這う汗と上がる息
私が、ずっとつぶっていた瞼を開けると、ジュンは泣いていた
静香「…ジュン?」
ジュン「言葉は嫌い。時間が経てばうそになるでしょ?愛してるって毎日言いたいのは嘘にしたくないから。時間に負けたくないから。静香、抱き合っていられる時間も同じ。その時は溶け合っても、離れればただの肉が2つあるだけ?でも、それでも、静香と抱き合っていたい」
だるくなった身体を起こして、ジュンに寄りかかってみる
静香「…相変わらず、よく話すわね…」
ジュン「それが好きでしょ?」
ジュンの笑顔…
ただの肉が2つかぁ…
なぁーに、詩人みたいな事言ってんだか…
静香「ねぇ、私は不特定多数の女達に勝手に嫉妬するような情けない女だよ、ジュンはそれで良いの?」
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