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数日後…
ヨンウン「ひっさしぶりーーー‼」
マリア「ちょ💦ヨンウン💦」
ヨンウン「見て、見て‼飛行機雲だー‼」
マリア「…もぅ(笑)知らないよ、こんな昼間に出歩いて」
ヨンウン「俺はもぐらじゃないしー」
マリア「もぐら…」
自然に握った手
私より大きな…綺麗な顔に不釣り合いな大きな手…
公園を歩いて、花や木や駆けて行く子供達を2人で眺めながら、ただ、ただ、歩く
こんな時間が恋人には必要だと思う
だけど、ヨンウン…
貴方にそれを求めるのは、貴方を苦しめる事だって知ってる
だからね、今は…
別々な時間を過ごすしかない私達の、やりかたを納得して…
同じ時間が重なる事を大事にしなきゃね
ヨンウン「あの雲乗りたーい‼」
マリア「どこ行きたい?」
ヨンウン「マリアとならどこでも❤」
マリア「私もヨンウンとなら、どこでもいいなぁ」
大きな幹に背ををまかせて、手を繋いだまま座り青空を眺めた
ヨンウン「知ってる?」
マリア「ん?」
ヨンウン「空って、ずっと空」
マリア「うん」
ヨンウン「マリアと俺も一緒」
マリア「え?」
ヨンウン「どんな時だって、一緒。あの空みたいに繋がってて、分かれないんだよ」
マリア「…自信満々」
ヨンウン「はは、ホントはそうありたいって思ってるだけかなー?」
マリア「ヨンウンも…不安になるの?」
ヨンウン「当たり前じゃん。いつも、いつも不安。だから、Mailも増えるしー、電話もふえるしー、…ウザイ?」
マリア「ううん。逆に気持ち一緒ってほっとした感じ」
ヨンウン「ごめんね、俺が好きにちゃって」
マリア「誰かが悪い訳じゃないじゃん。2人の全てが違い過ぎただけじゃない。でも、ここは一緒でしょ?」
私は、ヨンウンの少しはだけたシャツの上、胸の上に手を当てる
貴方は優しく微笑み返し
空と心は繋がっている
五線紙に泳ぐ音符のように…
fin
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