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「○○生命です」
いつものように訪れた会社で…
(あら見ない顔だわ⤴)
マミの目に一人の男の子が飛び込んで来た。
「すみません。○○生命ですけどアンケート書いてもらって良いですか?」
アンケートとは…プレゼントや占いと称して個人情報を入手する事だ❗
名前、生年月日等が分かれば生命保険が勧めやすくなるからだ。
「あら~アタシより10才も下なんですね」と ありがちな会話を済ませて マミはルンルン気分で帰社した。
それからというもの何度か彼を見かけはしたが 他の男達のように飢えた素振りのない彼がマミは妙に気になった。
だいたい生命保険は好かれる職業ではない。
彼も嫌いなんだろうな~と感じたマミの闘争心に火をつけた。
(絶対に彼と仲良くなってみせる❗)
何故かそう思ったマミは
それからというもの毎日のように会社を訪れた。
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