shake

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あの事件から2日 裕之は無事だったが 他のクラスメイトの失踪があらたに確認された。 松岡亜季の葬式の夜に。 松岡亜季の時と同じく、黒スーツで入ってくる担任と校長を見て 泣き出す女子もいた。 失踪が確認されたのは 松下夏奈子 松岡亜季の親友だった。 昼休みになり クマが目立つ目で行幸が裕之の机に寄ってきた。 「ゆき…これ…」 「地図?」 フラフラと差し出すのは一枚の地図 「急に距離が縮まり始めたんだ」 みると地図に赤で×されたところが 今までの間隔よりせまくなっている。 「これ、どういうことかわかる??」 「…」 行幸が目を伏せる。 「お前の家を確実にロックオンした道筋なんだ」 裕之が口をひらく 「なに、お前どうしても俺が被害者になるっての?」 「…だって……」 「馬鹿、鏡さえ見なきゃいいんだろうが。」 裕之はそういうと、立ち上がり くしゃと行幸の頭を撫でた。  
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