ダメ作者の視点

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「TAKURO…HISASHI…JIRO…」 3人の名前を呟きながら、TERUは握っている拳に更に力を込めた。 「何か無いか…何か…矢になるもの…」 そう言いながら、祭壇の周りを見渡していたTERUの目に、何かが光って写った。『?!』 光っていたのは、何処からか舞い込んできた純白の羽根。『羽根? ついさっきまで、ここには無かったよな…』そう思いながら手にしたその羽根を、何故かTERUは壊れた矢に近づけた。 それを待っていたかのように、羽根は一瞬、強く光り…消えた。 そしてTERUの目の前の祭壇には、壊れた矢の代わりに、純白の輝きを放つ1本の矢が立っていた。
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