Blue Planet～蒼き星を護る者達～完結編

ﾀﾞﾒ作者の視点

だが【闇】は、そのﾅｲﾌのような爪で、JIROの放った玉をいともたやすく弾き、逆にJIROを襲いにかかる。
咄嗟に【闇】から逃れた先には、生き残りの黒服が、恐怖のあまり、動けずに固まっていた。
「危ない、逃げ‥」
JIROが叫びながら、黒服に手を伸ばした瞬間、【闇】の手によって黒服は引き裂かれ、崩れ落ちた。
JIROは悔しさから、きつく口唇を噛み締め、足元に落としたぱちんこを拾い上げて構え直した。

HISASHIは、そんなJIROから、【闇】の気を逸らすために、銃を発砲している。