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「最後はやっぱりこれかな」
その道具を見て微笑む少女。
血1つ着いて無い、銀のナイフ。それが少女の手にある。
「じゃあ、行くよお兄さん」
俺に馬乗りになりコチラに笑顔でそう言った少女。
「あ、最後だから軽いとか無いから、最後の最後まで苦しんで死んでね」
その笑顔のまま少女は俺の右胸にナイフを突き立てた。
「ごばぁ……がぁっ……!!」
「まず右の肺」
突き立てたナイフを中でグリグリ回す少女。
「がばぁ……あっ……ぁあ……」
口からゴポゴポと吹き出る血。
段々と苦しくなる呼吸。
「良いよ、本当にお兄さん素敵だよ」
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